大好きな部屋のこと 

前の記事から、少し間が空いてしまいましたが、家の中の事で忙しくしていました。
においは匂いで断つ?の中で部屋の一部を改装するため、内装屋さんが出入りするようなことを書きましたが、その部屋とは
キッチンでした。

数十年前の改築後、キッチンの壁と天井は一度直したものの、床だけはそのままでした。冷蔵庫や食器棚など、重いものを動かさないといけないことや、煮炊きが出来なくなってしまう不便さを考えてのこと。そして何より、あえていじらなくとも、床に問題がなかったのです。

ところが、ここ1年くらい、所々きしむ箇所が出てきてしまい、なるべく不安な場所は踏まないように注意していたんです。それでも、次第にきしみ方が激しくなってきて、いつ床が抜けてもおかしくないような状況に。それで、遂に観念し、業者に頼んだという次第です。

床を土台から作り直し、ついでに壁にも手を加え、キッチン・キャビネットや換気扇を新調するといった内容でした。

工事が終わり、大変身を遂げたのが、壁でした。今まで塗り壁で、しかも白い壁だったので、シミがここかしこにありました。慣れって怖いもので、家族以外が見たら、さぞ汚く見えていたことでしょうが、ず~っと見慣れていた私達には、汚いという感覚がまるでありませんでした。ところが、生まれ変わった壁の、なんと美しいこと!調理スペースは今流行のキッチン・パネルを張り、その他の部分は薄ピンク色のクロスを貼りました。その薄ピンク色が大成功。光沢のあるグレイのキッチン・パネルとの相性が抜群で、しかもキッチン・キャビネットのホワイトに大変マッチしています。
今までのキッチンがいかに汚れていたか、よくわかりました。この感動的な美しさを生かすべく、テーブルの上に敷いていた透明のビニールクロスに替わる新しい美しいテーブルクロスを買いに行くことにしたんです。

ところで、壁の色、薄ピンクを決めるまで、どんな色がいいのだろうかと頭の中で思い描いたり、ネット上のキッチン画像を参考にするなどしていましたが、
絶対薄ピンクがいい!」と心に決めたのは、ある場所でのことでした。

それは意外にも、横浜市営地下鉄、車内。

地下鉄乗車中、何気なく壁を見てみたら、薄ピンク色でとても美しく見えました。今まで何度も乗っている地下鉄ですが、電車の内装をじっくりと観察したのは初めてでした。良く観てみると、薄ピンク色は目にも優しく、それまで候補に入れていた黄色やベージュ、オレンジ系の色よりも、遥かにステキに思えたんです。
後日、壁紙のカタログを観た時に、調度思い描いていたような色のクロスを見つけたので、それに決めました。

さて、今度はテーブルクロス選び。横浜駅の二つのデパートの内、タカシマヤの方が、種類が豊富で、10cm単位で購入できるものもありました。

目を引いたのが、南仏プロヴァンス・プリントの老舗 ソレイアード(SOULEIADO)のお馴染みの柄のテーブルクロス。中でも、壁の色と合いそうなのが、
この柄<楽天市場より>でした。

赤いテーブルクロスだなんて、クリスマス専用みたいで、派手すぎるんじゃないか?でも、白色だと、使ううちにシミができたら目立ちそうだし、黄色は薄ピンク色と合わないな。など、いろいろ悩みましたが、結局、赤で行くことに。
素材は、布に水ぶき可能な塩化ビニールコーティングされたものです。

さて、買って帰り、丸一日 陰干しをして、ビニール臭さを飛ばし、テーブルに掛けてみました。

何て、美しい!
瞬時にキッチンが南仏風に。
これはもう大満足。

ところが、問題が。





テーブルの上に、何も置きたくない。
カップも、お皿も、何もかも。


それじゃあ、テーブルとしての、機能が果たせないじゃないか!

だけど、だけど…。


そしてさらに、薔薇のキッチンマットも購入してしまいました。
美しさの点では、
白地の薔薇模様の方が上のような気がしますが、汚れが目立ちそうなので、ピンクをチョイス。

その他のキッチンマットも欲しくなってしまいますが、そこは我慢我慢。

お~、キッチンが、どんどん私の趣味の部屋のようになっていく~。
もしかしたら、これで、料理が好きになるかもしれない。
 ・関連記事ノンフライ、ノー天ぷらはナンセンス
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日記日記

エプロンに恋心~その1 

先日タカシマヤのキッチン関連売り場で、私の目を捉えて離さないエプロンに遭遇。
フォション(Fauchon)のものだったと思いますが、黒地に発色のいいピンク色やオレンジ色した柑橘類の輪切りの絵がプリントされたエプロン。
綺麗!そして、ファッショナブル!

ギャルソンエプロンと言うのでしょうか、丈の短いショートエプロンなんですが、紐を前で結ぶようになっていて、昭和の時代に世のお母さんたちが着けていた、バカボンのママも着けていたエプロンと見比べると隔世の感の、とにかく格好いいショートエプロンなんです。
 ・参照天才バカボン 公式サイト

3,000円弱と、お値段も決して高くなく、買っても後悔しないであろうもの。
どんなに素敵なのか、ご覧頂こうと、エプロンの画像を探してみましたが、日本のフォションのサイトにも、
ご本家のFAUCHON Parisの公式サイトにも載っていなくて、どうにか見つけたのは、私が気に入ったデザインとは異なりますが、一応フォションのショートエプロンで、色がとても綺麗な
 ・こちらフォション(Fauchon)のエプロン

話が少し逸れますが、上のお店、以前、私がロイヤル・コペンハーゲンのトートバッグを購入したお店ですね。今もそのトートバッグ、外出時に持ち歩いています。
 ・過去の記事苦労の果てに、後任見つかる

で、当然そのエプロンを買ったのだろうと、皆さんお思いでしょうが、結局、買わなかったんですよね。後ろ髪引かれたんですが。

その一番の理由は、普段家事を手伝う時にエプロンをしない私の事、買っても多分着けないだろうなぁと思ったから。そして、普段家で着ている服の上に、このエプロンをした時の様子を思い描いてみたところ、似合わないな、と思ったから。

でも、やっぱり買っときゃよかったかな?と、未だに思います。観賞用に。
エプロンがというより、あの生地のデザインに惚れたのです。


    つづく
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日記日記

アール・ヌーヴォーからアール・デコ、華麗なる休日~その1 

7月の京都島屋を皮切りに、その後、名古屋タカシマヤを経て、現在は横浜島屋で開催中の展覧会

ガレ・ドーム・ラリック
 アール・ヌーヴォーからアール・デコへ~華麗なる装飾の時代

さっそく出かけてみました。
先に、見終わっての感想を記して起きますが、今まで何度か足を運んだこの美術館の展覧会の中では、
田中一村展以来の、出色の企画展で、行ってよかったと、つくづく思う、見ごたえのあるものでした。

実を言うと、出かけるまで、行こうかどうか迷ったんです。エミール・ガレ(Émile Gallé )、ドーム兄弟(Auguste DaumとAntonin Daum)、そしてルネ・ラリック(René Lalique)の作品は、今までに何度か目にしてますので「何を今更」という気持ちがあったのです。

ところが、自分の知らない世界が、そこにはありました
特に、エミール・ガレの作品は、小規模の展示会でよく見るお馴染みのランプや、色ガラスに花模様の花瓶だけではない彼の作品の多様性に触れることができました。
例えば、手書きで描かれた模様や風景画の繊細さが引立つ、透明なガラスの作品。そして、魚や昆虫、植物が生き生きと描かれたジャポニズムデザインの作品。器の形も凝っていて、この図柄にはこの形しか合わない。と思わせる完成度の高さに目を奪われました。

展覧会のタイトルに、その人の名は入っていませんが、
ティファニー(Louis Comfort Tiffany)の花器も数点展示されていて、そのモダンさと大胆なフォルムに圧倒されました。アンティークという感じがしないのです。
彼はエミール・ガレより2歳若く、ドーム兄弟よりも5歳以上年上、つまり同時期に、フランスと米国という違いはあれど、これほど斬新なデザインが作り出せたとは、ティファニーの才能に、ただただ驚くばかり。

展示品は、ガラス器だけではありませんでした。扇が数点、洋服の展示、メイク道具、さらに、美しいジュエリーの数々も、目を十二分に楽しませてくれました。

嬉しかったのは、アール・デコ時代のビーズのバッグと共に、
ジョルジュ・バルビエ(George Barbier)のモード画が5点展示されていたこと。バルビエのイラストは、仏文学者の鹿島茂氏が、コレクションしているそうですが、私も好きなんです。
 ・参照永遠のエレガンスを求めて~ジョルジュ・バルビエ画集

さて、展覧会の最後に私を待っていたのが、
ラリックがデザインした、コティ他の香水瓶たち。当時の香水のポスターも数点展示されていたんです。
わ~、これは必見ですね。
一つ一つ眼に焼き付けるようにじっくり見ていったにもかかわらず、それだけでは満足できず、もう一度初めから見直したんです、私。

コティのあの独特の四角い香水瓶
 ・参照画像コティの香水瓶

それが6本セットになったケース入りのものや、瓶を入れるデザインの凝った小箱など、今まで見た記憶の無いものも多くありました。
現代に生きる私が、これほど心酔するのですから、当時の女性達は、小さくて、美しいガラスの香水瓶、いわば小さな芸術品に、どれほど憧れを抱いていたことでしょう?
それを手にする時の喜びは?
それを誰かにいただいたら?

想像力という翼を使って、20世紀初頭、アール・デコの時代に戻れそうです。
 ・参照今後の開催地(ポーラ文化研究所)

 ・関連記事クリムト展とアール・ヌーヴォー展

つづく
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絵画・美術学問・文化・芸術