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値下げ商品の中に お宝! 

新鮮か?キズなどないか?賞味期限が残り何日か?
値下げ商品を手にしたとき、それが食品の場合、買おうか、それともやめたほうが賢明か、商品の前で長々と迷ってしまうことがある。

しかし、商品が新品のCDだった場合、上記の「新鮮さ」や「賞味期限」への懸念が生じない。ただひたすらお得なだけだ。

ネットショップの「お買い得品」「アウトレット」の宣伝を目にした当初、
どうせ、売れ残りの、不人気商品ばかりだろうと高をくくっていたのだが、根気よくリストを目で追っていくと、興味を引く作品に出合えることもままあって、しかもそれが自分にとって嬉しい大発見、お宝発見!の場となっている。

そうやって出合ったのが
アマーラ・ラクース著『ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突』と
マルコーニ大通りにおけるイスラム式離婚狂想曲』だ。

商品説明の宣伝文句…「ミステリー仕立てのイタリア式コメディ?」「イタリア文学の新星!」「スパイにならないか?アラビア語の能力と地中海風の風貌を買われ、スカウトされたシチリア生まれの男。潜入したムスリム・コミュニティに溢れるイスラーム的日常。」に食指が動いた。

著者アマーラ・ラクース氏は、1970年アルジェ生まれの在イタリア外国人(イタリア市民権を取得しているため、アルジェリア系イタリア人と表記をされる場合もある)。大卒後、アルジェリアの国営ラジオ局勤務時代にテロリストからの脅迫を受け、身を守るために渡伊。ローマ大学で博士号取得。という経歴を持つ。

この小説の文章のタッチは軽妙だが、様々な立場・地位にある在伊イスラム教徒たちの深刻な現実、そして悲劇(喜劇的側面も)が、語られる。

日ごろ目にするニュースや新聞などでは知りえない、移民、イスラム教徒目線のローマの現実がそこにはある。

イタリアはヨーロッパの中で最も北アフリカに近いため、移民・難民の最大の受け入れ口となっており、パンク寸前の状態だといわれている。そういう背景もあるからか、最近、キューバ出身者が、肌の色だけで宿泊を拒否されたとか、ガーナ出身のイタリア国籍取得済みの少女が、“真のイタリア人”では無いことを理由に、音楽祭の参加を却下されたなどのニュースが続く。
 ・参照livedoor newsより

国際ニュースでは取り上げられない、しかし深刻な数々の事件や出来事、軋轢が、日々起きていることだろう。
その一端を垣間見ることができた両作品。是非とも、この著者のほかの作品を読んでみたい。翻訳をして頂きたい。
 
 ・参照アウトレット本(honto)
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