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もう一つのフィギュア 

第2ブログの方で、フィギュアスケート男子の
ランビエール選手が中世の王子様のようだった、と書きましたが、物語や妄想の世界ではなく、実在した歴史上の王や王子は、どのような一生を送ったのでしょうか?

フィギュア(figure)という英単語には、「世間で異彩を放つ人、歴史上の人物」といった意味もあるようです。
そこで今回は、歴史上、この上も無く異彩を放ったフィギュアについて書きたいと思います。


さて、昨年2009年のノーベル平和賞、バラク・オバマ米大統領が受賞しましたね。
この受賞に異を唱えた向きも多かったことでしょう。
まだ何も成し得ていない者に受賞させていいものか?

受賞に拍手を送った人たちは、こう言いました。
これから、してくれるだろう。そういう期待を込めての受賞だ。

こう言う人たちもいました。今後政策が、ブッシュの一国主義、単独行動主義に戻ってしまわないようにとの牽制だと。


それでは、私が今回取り上げる歴史上の人物がノーベル平和賞を受賞したら、どのような意見が出たのでしょう?
その人物も国を統治する身分にありました。二つの対立する宗教の橋渡しとなり、和平条約を見事に締結し、無血で聖地を奪回。
仮に当時ノーベル平和賞、もしくはそれに匹敵する平和賞が存在していたとしても、受賞を阻む巨大組織が、それを許さなかったでしょうし、そもそも「平和」という概念があったかどうかも疑わしいです。なにしろ「権力」と「領地」を保持し、それを拡大させることに君主たちもローマ教皇もご執心でしたから。

時は中世。南ヨーロッパのシチリア王国 国王の娘と、神聖ローマ帝国 皇帝との間に生まれた(1194年)その人物、
フェデリコ二世(フリードリッヒ二世/FedericoⅡ,FriedrichⅡ,FrederickⅡof Hohenstaufen )
 ・参照フェデリコ二世像

シチリアと聞いて、経済の疲弊著しい今のシチリアを思い浮かべてはいけません。当時シチリアは、イスラム文化やビザンツ文化、ノルマン他のヨーロッパ文化など、様々な文化の十字路であり、地中海貿易の要所として、富の集積所でもあったのです。そして、神聖ローマ帝国は、言うまでも無く、現在のドイツ、オーストリア、チェコなどにまたがる広大な領地を治める強大な権力を誇っていました。

小説で学ぶ世界史と中国歴史というサイトに載っていた13世紀初頭のヨーロッパ地図を見てみると、
転載地図水色の部分「Sacrum Imperium」と表示された神聖ローマ帝国がいかに広く、
イタリア半島の南部からシチリア島にまたがる黄緑色の部分:シチリア王国と併せると、かなりの領域となり、フェデリコ二世が、父ハインリヒ6世から受け継いだ権力がいかに大きなものであったか、おわかりになると思います。

ところが、フェデリコ二世の人生は、決して安穏としたものではありませんでした。父帝を幼くして亡くし、わずか3歳でシチリア王に。神聖ローマ皇帝の帝位は譲渡され、頼みの母も亡くなり、後見人となったローマ教皇が遣わした学者のもと、学問を学び、いくつもの言語を習得し、数学や天文学、科学への関心を深めて行きました。その後、神聖ローマ皇帝に推挙され、20代で戴冠し、シチリア王国と神聖ローマ帝国、2つの国を統治することとなりました。

その2国に挟まれる地域に領地を保有し、さらなる勢力拡大を図っていたのがローマ教皇。
ノーベル賞のくだりで「受賞を阻む巨大組織」と書きましたが、ローマ教皇とその一派、教皇庁や軍こそが、その巨大組織です。
フェデリコ二世の受難が続きます。

教皇の要請で十字軍進軍。しかし、病気蔓延が原因で引き返し、教皇からは破門され、次の進軍で、武力ではなくイスラム君主との対話により、聖地エルサレム問題を解決。しかし、フェデリコ二世vsローマ教皇の構図は何ら変わらず、領地を奪い合い、陰謀渦巻き…。

ここまで読んで、少しはフェデリコ二世、後世「王座にある最初の近代人」と評されたこの人物に興味が湧いてきたでしょうか?
シチリア王国に花開いた文化の一端を、覗いてみたくなったでしょうか?

ならば、この番組がおすすめです。 
 ・こちらプレミアム8「城 王たちの物語~フェデリコ二世」(NHK)

そして、フェデリコ二世について詳しく書かれたサイトでも、この人物の卓越した能力とその足跡を知ることができますよ。
 ・こちらプーリアの英雄Ⅱ フェデリコ2世
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コメント

プレミアム8

>プレミアム8「城 王たちの物語~フェデリコ二世」(NHK)

私も大好きな番組です。少し前にドラキュラ、やってましたね。

フィギュアのランビエールは、どこまでもランビエールで、最後までランビエールだった。・・・って意味不明ですが、彼らしい(競技生活)最後になるだろう「舞い」が観られて良かったと思います。

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ケトルさん

城 王たちの物語、ドラキュラ公だけパスして、他は見逃さないように録画して後日観ています。

ランビエールの演技、ケトルさんがおっしゃるように「舞い」という言葉がふさわしい内容でしたね。かなり無理して4回転ジャンプを決めてましたが、苦手なジャンプを外したバージョンを見てみたいです。エキシビションが楽しみです。永久保存版級の内容になるのではと、期待してます。

鍵コメさん

ブログの再開、楽しみにしています。

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