家を読む人~その1 

一冊の本が、週末の昼下がりを、濃密で特別な時間に変えてくれました。

その本は、私が興味を持つある職業の人々の家や別荘の写真をふんだんに使い、
「家を観ることで、その人物達の本質に触れてみようではないか」と書かれた本です。


門の近くに置かれた、コケティッシュなスフィンクス像

大きな窓から、海と水平線を望む書斎

デコラティヴな金枠でふち取られた鏡に映る、優美な調度品

緑溢れる温室に立つ、ドナテッロ作「ダビデ像」の複製の後姿

イスラム寺院のミフラーブを模した壁やモザイク…


それらが仮に、インテリア雑誌や写真集に載っている綺麗なだけの家の写真だったとしても、十分に目を楽しませてくれるものではありますが、その家が、その人物によってどのような経緯で購入され、あるいは建てられ、どんな心情を抱かせ、どういう影響を与え、どのように作品に反映されていったのか。ページをめくり写真を観ながら、文章を辿りながら、
作家たち(そう、ある職業の人々とは作家です。)の制作の現場を目撃していくというのは、非常にエキサイティングな作業です。
作家の家本のタイトルは、「作家の家~創作の現場を訪ねて」。

登場する作家は20人。
マルグリット・デュラス(Marguerite Duras)を筆頭に
ジャン・コクトー(Jean Cocteau)
ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse)
アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)
ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)
マルグリット・ユルスナール(Marguerite Yourcenar)

さらに、ヴィスコンティ映画の原作「山猫」を書いたランペドゥーサ
ニルスのふしぎな旅」のラーゲルレーフ
金曜日の別荘」のモラヴィアなど、枚挙に暇がありません。


私はその中でも…

つづく
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