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地図に魅せられて~その3 

地図に魅せられて~その1地図に魅せられて~その2の続きです。

石井洋二郎 著「異郷の誘惑~旅するフランス作家たち」の中で、ラマルチーヌ(ラマルティーヌ)が
ベイルート滞在中に訪ねた英国婦人。パルミラの女王とも呼ばれたその人は、
レディー・へスター・スタナップ(1776~1839)。英語表記はLady Hester Stanhopeですから、
普通に読むとレイディ・へスター・スタンホープとなりますが、こちらの本ではレディー・へスター・スタナップとなっていて、さらに、レディ・へスター・スタノップと表記される場合もあるようです。ちなみに、名前の頭に付いている「レディ」は敬称だと思われます。


日本語の活字で、その波乱の人生を追ってみたい。そう思った私は、日本語で書かれた関連書籍を探し、2冊見つけることができました。

情熱的な巡礼者一つが、「情熱的な巡礼者たち~アラビアの砂漠をめざした英国人旅行者

オリエント漂泊そして、「オリエント漂泊~ヘスター・スタノップの生涯」。

先に届いた「情熱的な巡礼者たち」は、映画でお馴染みとなったアラビアのロレンス他、19世紀から20世初頭、アラビアの国々に魅了され、彼の地に赴き、何がしかの足跡を残した個性的な英国人たちの伝記に、アラビア諸国を取り巻く当時の情勢解説を盛り込んだ一大歴史読み物。その中の一人として、レディー・へスター・スタナップの生涯が語られます。

伯爵家の長女として生まれますが、実母は幼いときに亡くなり、父親は子供の教育には熱心ではなく、万事家庭教師任せ。その放任主義により、生来の男勝りの統率力、疲れを知らぬ活力、想像力、機知に富んだ会話、そして知性という彼女の魅力が磨かれていったようです。20代半ばを過ぎ、母の弟であり英国首相のウィリアム・ピットの招きでその邸宅に住むこととなり、へスター・スタナップは我が世の春を謳歌します。首相である叔父からは姪として愛情を注がれ、才気と勇気を賞賛され、食事会では、叔父が招待する要人たちと対等の立場で会話を楽しむ。叔父からの信頼は厚く、次第に首相の仕事に干渉するまでになったといいます。しかし数年後、その女王然とした首相の姪という誇り高き地位を、叔父が亡くなることにより失います。ただの未婚女性に戻ったへスター・スタナップは、スペインへ赴く弟の付き添いとして同行し、その後英国には戻らずにマルタ島へ。そこで運命的な出逢いがあり、さらに旅を続け、コンスタンティノープル(トルコ)、カイロ(エジプト)、聖地エルサレム、そしてヨーロッパ人女性にとって未踏の地であったダマスカス(ヨルダン)へ。周りの心配をよそに、ベールで顔を隠さず、アラブの男装といういでたちで、お供を引き連れて出かけて行き、不思議なことに、市民や統治者の歓迎を受けるのです。この成功に気を良くし、さらなる挑戦を試みます。部外者が足を踏み入れようとするのは極めて危険な行為で、到着前にベドウィン族に殺される、もしくは誘拐されるだろうといわれていたパルミラへ。これも成功し、英国人の一旅行者であることをおしまいにし、アラビアに居を構え、そこに住むことを決断します。
選んだのは、レバノンの僻地。そこの館を借り入れ、修復と増設、庭園に手を加え、宮殿に仕上げました。その館の主となり、女王の様に召使や村人たちにかしずかれたへスター・スタナップ。その最後は…。

権力志向が強く、非常に自惚れの強い女性。そう簡単に言ってしまうには、あまりにもチャレンジ精神旺盛で、実行力があり、人を惹き付ける何かを持った不思議な女性です。

彼女はいったいどんな世界地図を観ていたのでしょうね。
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本の紹介本・雑誌

コメント

最近

全然コメントできていません(涙)
さらさらヘアでうらやましい、ブラシなしは考えられないとか、頭の中の下書きは放置されて散らかっております。

さて、このシリーズも興味津々で、楽しみにしています。
地図、大好きです。
そして、ロレンスの頃とは言わず、アラビアに見せられた人たちの足跡を追うような、文章を書きたいと思いつつ、全てが中途半端になっています。
やっぱり、気持ちに余裕がないとダメですね。

碧さん

いろいろお忙しい中、コメントくださって、とっても嬉しいです。

碧さんも、地図お好きでしたか。前の記事で、ショルダーバッグの柄選びを話題にしましたが、もし、プリマクラッセのバッグの様な柄があれば、絶対それを購入していたと思います。プリマクラッセは重いので、柄は好きでも使えないんです、残念ながら。
http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&rlz=1T4GPTB_jaJP291JP291&q=%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi

>アラビアに魅せられた人たちの足跡を追うような、文章

すでに読ませて頂いてますよ。

旅に想いをはせる

プリマクラッセ!
あれが軽かったらいいですよねぇ。

調子に乗って、かければいいのですが、頑張ります。

碧さん

本当、本当!
しっかりした革だからか、見かけ以上に重いです。ナイロン生地でバッグを作ってくれたら、絶対購入します。

そう言えば、何年も前に、イタリアの女の子から頂いたプレゼントで、世界地図がプリントされた布製の縦長巾着を頂いたことがありました。紐が長くて、肩に掛けられるのですが、ポケットは付いていないので、出番が少なくて、もう何年も使っていません。明日買い物に行く予定なので、気分転換に、その袋を持って行こうかな!

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