地図に魅せられて~その2 

地図に魅せられて~その1の続きです。

異郷の誘惑~旅するフランス作家たち」を読み始め、中盤にさしかかった頃、玄関にある古地図を改めてじっくりと観てみると、下に小さく

The World by John Speed, 1627

とプリントされていることに初めて気が付きました。
ジョン・スピード、その名前から英国人とおぼしき人物が描いた地図、しかも 1627年ですから、日本では江戸時代の鎖国政策が着々と進められていく只中。
 ・参照鎖国(Wikipedia)

世界史は苦手で、この時期どんなことが起きていたのかピンとこなくて、世界史年表の助けを借りました。
1620年に英国の清教徒がメイフラワー号でアメリカ大陸にたどり着き、移住を始め、
翌1621年には、オランダが西インド会社を設立したんですね。


さて、ではこの地図製作者:ジョン・スピードとは、いったいどんな人物だったのでしょう。

Wikipediaの英語版に載っていました。
 John Speed(Wikipedia)

1552年英国生まれの歴史家、地図製作者。

さらに詳しく地図の制作年度を含めた経歴が記載されたサイトには、肖像画も載ってました。
もともとは、仕立て屋だったようです。
 John Speed (by Ashley Baynton-Williams)

1627年に製作した地図として
『The Prospect of the Most Famous Parts of the World』という名前が出てきますが、我が家にあるものは、それではなく、
A New And Accurat Map Of The World』です。
大きな2つの円の中に、一つが日本を含むユーラシア大陸及びアフリカ大陸、もう一つに南北アメリカ大陸が描かれ、余白部分には、かつて信じられていた四大元素:空気・火・土・水の女神や神、名前を見てもわからない人物の肖像画などが描かれているんです。

言葉で説明するのが難しいので、ダメもとで画像を探してみたところ、出てきました。
 A New And Accurat Map Of The World(Wikimedia Commons)

我が家にある物は、米国のランドマクナリー(Rand McNally)社から出ているもので、画像のものよりも色が全体的に薄く、洗練された雰囲気になっています。

このような地図を、当時はどのような人々が買い求め、どのように使っていたのでしょう?
実際に、この地図を手に、船に乗って異郷へと旅立つ人も居たでしょうし、我が家でそうしているように、あくまでもインテリアとして利用していた人々も、かなり居たのではないかと想像します。地図の周りの装飾が、そう思わせます。


ところで、「異郷の誘惑~旅するフランス作家たち」の中で、ラマルチーヌ(ラマルティーヌ)が
ベイルート滞在中に、一人の英国婦人を訪ねたと書かれていました。1832年当時、夫の随行という形ではなく、未婚のヨーロッパ生まれの女性が、どうして、オリエントの地に行き、しかもその地に住んでいたのか?詳細は、この本には載っていませんでした。そこで…。

   つづく
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