横浜で森鴎外 

横浜の、港の見える丘公園そばにある
県立神奈川近代文学館」において、4月25日(土)~6月7日(日)の期間、
森鴎外 展』が開かれるそうです。

鴎外の長女 森茉莉の世界を知ってしまい、さらに、茉莉の兄弟達が残した随筆を読んでからは(関連記事サヴァラン好き)、私の中での森鴎外は、「舞姫」や「」、「山椒大夫」などの作品で知られる文豪というよりも、彼らのパッパという位置づけになってしまいました。それでも以前よりも卑近に感じる分、すべてのもの~作品も記録も遺品も、形に残っているものはどんなものでも見てみたいと思うようになったんです。そんな私には、この展覧会は願っても無い好機です。

ところが、
何故、横浜で森鴎外?

という疑問が湧いてきます。
横浜に住んだことはないはずだし、文学作品の中から横浜と鴎外の接点を探ることは難しいと思います。強いて言えば、留学先のドイツへ向かう時、横浜港から船に乗り、帰国も横浜港からでした。

しかし、それだけではなかったのです。

実は、横浜市歌や横浜商業高校(Y校の愛称で親しまれている、高校野球の強豪校です)の校歌の作詞を手がけているんです。
そうだそうだ、すっかり忘れていました。横浜市民ならば、いづれかをどこかで耳にしたことがあおりでしょう。
そうでない方も、甲子園でY校の校歌を聞いたことがあるかもしれません。
そして、横浜市歌は、今年が誕生100周年だそうです。
こちらです。
 横浜市歌

歌詞はほとんど忘れてしまいましたが、メロディーはしっかり覚えています。(ただし、子供の頃から感じていたのですが、冒頭の何小節かが二拍子なので軍歌っぽく、メロディーが横浜のイメージとあまり合致していないような…。100年前に作られたものなので、しょうがないですね)

校歌の方は、最近あまり甲子園に出場できていないので、以前に比べると聞く機会が減りました。
 横浜商業高校校歌

では、何故、横浜市歌を森鴎外に依頼したのだろうという疑問が残ります。
それを解決してくれる本があるそうです。
ある方のブログに載っていました。
 日々是曇天


さて、森鴎外の展覧会に話を戻しますが、展示品は、自筆の原稿の他、次女 杏奴が子供時代に描いた鴎外の似顔絵、そして鴎外が愛用していた葉巻切りなどです。

展覧会に合わせて、いくつかの催し物も予定されています。
俳優 佐藤慶さんによる「舞姫」の朗読会や鴎外研究家や小説家による記念講座、講演、そして、鴎外作品を映像化した、1950年代の文芸映画の上映会、
さらに、5月30日(土)、31日(日)両日には、
港の見える丘公園で、横浜商業高校の吹奏楽部による校歌と横浜市歌の演奏が予定されています。野球部員たちも出演するようです。
催し物の方も、面白そうですね。

詳細は公式サイトで。
 森鴎外 展~近代の扉をひらく~

 ・参照横浜港 関連本
     横浜開港 関連本

 ・関連記事森鴎外と娘たち展
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コメント

ハイハイ!

「恋文」届きました。ありがとうございます。

お弁当箱はなかなかいいですね!私もわっぱが欲しいです。

さて、鴎外ですが、私も子どもたちの本を読み漁り、いまや、文豪ではなく「おまりのパッパ」
は~横浜ですか。
足が重いですねえ。
何しろ鴎外記念館のそばに住んでいるもので。

碧さん

恐らく鴎外記念館から資料をお借りして展示しているんでしょうね。本家の方は私行った事がないので、先ずはこちらに足を運んでみます。

今回展覧会が開かれている「県立神奈川近代文学館」の目と鼻の先に「大佛次郎 記念館」があって、子供の頃に二度ほど行った事がありますが、作品は読んだことありません。横浜にゆかりのある文豪って、大佛次郎くらいしかいないんですよね。現在活躍している作家は、角田光代、荻野アンナ、柳美里などいますけど。

あ、そうだ。有島武郎も横浜の学校に行っていたんだった。「一房の葡萄」は学生時代の思い出を基に書いた作品だったと思います。

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