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二人のドキュメンタリーと2冊の本~その3 

二人のドキュメンタリーと2冊の本~その1、 二人のドキュメンタリーと2冊の本~その2
の続きです。

ヴィスコンティの小説「アンジェロの朝」と共に思い出したのが、
エディット・ピアフが、その恋人 マルセル セルダン(Marcel Cerdan)と交わした手紙を収録した一冊
ピアフ愛の手紙~あなたのためのあたし」。

平たく言えば、二人のラブレター
二人が当時不倫関係にあり、しかもセルダンが飛行機事故死してしまった。という事実を知っている者としては、この愛の不幸な結末を全く知らずに、相手を思いやり、やさしい愛の言葉に充ちた二人の手紙に、胸が締めつけられるような思いです。掲載されている自筆の手紙も、悲しみを増幅させます。

彼女の生涯を、Wikipediaで確認してみると、
 ・こちらエディット・ピアフ

最愛の恋人 セルダンを亡くして2年後の1951年に、彼女は自動車事故に遭い、その後は深刻なモルヒネ中毒に苦しんだ。とあります。
痛み止めのモルヒネを断続的に投与した結果なのでしょうが、恋人を失った心の傷もいえないまま、今度は自分が自動車事故に遭ってしまい、恋人をあの世に連れ去った「死」への恐怖が彼女に取り付き、その不安定な精神状態がモルヒネを欲し、中毒になってしまったのではないかと、つい邪推してしまいます。ところが、彼女は翌年、歌手のジャック・パルと結婚しています。
そのあたりのことを、映画もしくはドキュメンタリーで取り上げてくれていたら嬉しいです。

さて、この本の何通ものラブレターを読んでいくうちに、当初の好奇心が影を潜め、ある感情が私の中で芽生えてきます。私という第三者が人の恋文を読むことに、のぞき見をしているような罪悪感を覚えずにはいられなくなるのです。ラブレターが一方通行ではなく、往復書簡として掲載されていることで、さらにそう感じるのかもしれません。そして、毎回出てくる愛の言葉にだんだん飽きてくるのです。自分の愛する相手から送られてきた手紙であれば、どんな言葉でも、たとえ同じ言葉だったとしても嬉しいだろうと思うのですが、他人にしてみたら、どうということもない言葉なんです。

ですから、一気に読む。というタイプの本でないことは確かです。この本を時々手に取り、二人の言葉から、二人の愛の深さを読み取り、一人の恋する女性、肩書きの取れた素のエディット・ピアフを感じ取る。そんな風に読むのがいいのかもしれません。
 ・参照エディット・ピアフ 関連品
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