サガンを観たい~その1 

2004年9月24日、その女流作家は亡くなりました。十代で文学界の寵児となり、世界中にその名が知られるようになり、彼女が催すパーティーには著名人たちが集い、華やかな生活を送ります。
しかし晩年は、アルコールと薬物依存の影響で体がぼろぼろになり、死ぬ直前には車椅子姿に。多額の借金をかかえ、税金の滞納により国税局からの執拗な取立てに苦しみました。
そして2004年、別荘のあったオンフルール(北フランス、ノルマンディー地方)で、静かに69歳の生涯を終えました。

その作家、フランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)。
 ・参照サガン参考画像


彼女を題材にした映画「Sagan」が、
6月11日、フランスで封切られたそうです。
日本で公開されるかどうかは残念ながら今のところ不明ですが、これは是非観たい。

映画の公式サイトを見つけました。VIDEOSをクリックすると、予告編が見られます。
 ・こちら「Sagan」公式サイト

サイトを開くと流れてくる音楽。音楽を担当したのは誰だろう?
まるでサガンの悲しみを、あるいはサガンを失った我々の悲しみを代弁するかのような曲。静かに、エンドレスに流れています。
サントラをiTunesで聴いてみましたが、この曲は入っていないようです。
 

フランスのヴァージンメガストアのサイトでも試聴ができます。
Ecouter l'albumをクリック。一曲ずつ選んで聴く場合は、曲名リストの左側にある試聴ボタンをクリックしてください。
 ・こちら「Sagan」サントラ試聴
 
 ・関連記事フランス映画
        映画「サガン」が遂に?(幸せテディベアのモノローグ)
        サガンの前売り券 

サガンの「悲しみよこんにちは」。私がこの本を読んだのは、サガンや主人公セシルとちょうど同じ17、8歳の夏休み。噴出す汗が不快だなと思いながら一心に読んだ記憶があります。その記憶が鮮明だからか、それとも小説の設定がバカンス中だからか、悲しみよこんにちは文庫
あるいは表紙に使われている
ベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet)の描いた「Cannes(カンヌ)」というタイトルの絵の印象が強かったからか、「悲しみよこんにちは」は夏に読むべき小説だと、未だに思うのです。

新しい版の表紙は、当時のものとはだいぶ感じが変わってしまいましたね。

私はまず、冒頭に添えられていたエリュアールの「直接の生命」を読み、タイトル「悲しみよこんにちは」の悲しみとは、どんな悲しみなのだろうと想像しました。
天井のすじの中にも刻み込まれている 悲しみ、
わたしの愛する目の中にも刻み込まれている 悲しみ、
みじめさとはどこかちがう 悲しみ、
いちばん 貧しい唇さえも ほほ笑みの中に現す 悲しみ…

     つづく 
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映画映画

コメント

私がサガンを読んだのは

割と最近でした。
・・・といっても何年も前ですが。
どちらかというと「ブラームスはお好き」の方が印象が強かった。
その理由のひとつではないかと思うのが、作品中に、当時も今も私が大好きなシューマンのピアノコンチェルトが出てくること。
作中では、あまり好意的な使われ方をしていないんですよね。

サガンというと、パリの憂愁、みたいな美しくも寂しく物憂いイメージ。
でも、寂しい晩年だったんですね。

lazyMiki さん

私は最近、少女時代に読めなかった本を新たに読んだり、当時好きだった小説を読み直す機会が急に増えました。それは、姪達がその「少女期」に達したからなのかもしれません。

同じ小説でも、それを読んだ年齢が異なると、当然感じ方や印象に残る登場人物が変わってくるだろうと想像されます。私は今回、未だ読んだことがなかったサガンのある作品を読んでみることにしました。詳細は追々。

サガンって最近まで生きてたんですね・・・まずそこにびっくりしました。なんとなく若くして有名になり、若くして亡くなった・・・そんな(勝手な)イメージがしてました。

私も悲しみよこんにちは、読んだのハイティーンの夏だったような・・・この作品を読むなら夏っていうの、よくわかります。あと、セバーグの映画版が観てみたいです。

そしてそして、映画「サガン」のHPを見てまたまたびっくり!タイトルロールを演じるのはシルヴィー・テスチュなんですね~。この女優さん、フランス映画祭で二度会ったことがあるんですよ☆女優さんなのにノーメイクで、気さくな方でした。日本ではまだあまり知られてないですけど、雰囲気があって演技派で注目でございます。映画公開されるといいですね。

うわさん

そうなんですよ。シルヴィー・テスチュがサガンを演じるのです。フランス映画はそんなに詳しくないのですが、不思議な魅力を持つ女優ですよね。エディット・ピアフの映画では、ピアフの友達役で出演していたみたいですね。

>フランス映画祭で二度会ったことがあるんですよ
とは、羨ましい!

サガンは、脚本なども手がけていたようです。私も正直、生前の彼女の活動をまるで知らずにいました。小説だけが一人歩きしていた感があります。

サガンの映画

サガンが映画になるんですね。
見たいです~。
20台のころ、あれこれ読みました。
懐かしいです。

寂しすぎるわ

Armand Amarという作曲家が作っているんですね。
フランス映画にぴったりというかサガンのことをよく知って作られたように思えます。
でもなんだか寂しすぎて、今の私には、聴いていられませんでした。
でも日本で封切りになったらみに行きたいなーと思います。

雨が降ると

私はなぜか、雨が降るとサガンを読みたくなります。
なぜか判りませんが、じとじとと、いつまでも止まない雨が何日も続くと、不意にサガンを思い出すのです。
映画、日本でも公開されるといいですね。私が見に行くとしたら、雨の日に違いありません…

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ぶーけさん

うがった見方をすると、映画エディット・ピアフが成功したことで、もしかすると二匹目のどじょうのような思惑があってのことかもしれません。
私は結局「エディット・ピアフ」を見なかったのですが、こちらの方は是非見たいと思っています。

ErbaVita さん

私はこういう寂しい、せつない感じの音楽が好きなので、実はこの記事を書くときに、ず~っとこの曲を聴いていました。飽きもせず。

私は、彼女が書いた小説よりも、彼女自身の「人生という名の物語」の方に、心が動かされます。

碧さん

雨とサガンですか。雨が降るとサガンを読みたくなるとおっしゃる碧さんの気持ちが、何となくわかるような気がします。確かに、彼女の小説は、その舞台がギラギラ輝く太陽の下であったとしても、主人公の気持ちは、雨降りのときのブルーな気持ちに似ているかもしれません。

オルサさんも☆

シルヴィーご存知だったとわ!うれしいです~♪♪周りで知ってる人ほとんどいないので・・・

親日家みたいなので、また来日するかもしれませんね~。

ピアフは観たい観たいと思いつつまだ観てないです(><)

うわさん

シルヴィーは親日家ですか!わりと日本がお好きな方、多いですよね。じゃあもしかして、日本文化にも造詣が深くて南部鉄瓶普段使いしているとか?
http://siccomesiciliana.blog9.fc2.com/blog-entry-373.html

ってことは無いか。
ピアフの映画は、WOWOWでいつか放送してくれるのを待ってます。

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