ウィリアム・モリス展へプチ旅行~その1 

先日記事にしたウィリアム・モリス展
先週末に行ってきました。

展覧会が開催されているメルシャン軽井沢美術館は長野県御代田町にあり、電車でのアクセスは、
東京駅から軽井沢駅まで長野新幹線で約1時間15分、軽井沢駅で乗り換え、ローカル線 しなの鉄道の御代田駅までが14分(3駅目)。駅から徒歩で7分ほど。東京駅から2時間もかからないんです。

ただし、しなの鉄道の本数が少ないので、あらかじめ時刻表をチェックして行かないと、時間によってはだいぶ待つことになりそうです。(これは帰りも同様です)
 ・参照しなの鉄道時刻表

そのしなの鉄道。車両がたった2両で、しかも私が乗った2両目にはほとんど乗客がいませんでしたが、出発する頃にはだいぶ席も埋まってきました。中年女性のグループなどもいて、私同様に「ウィリアム・モリス展」に行くのかしら?なんて期待をしていたのですが、御代田駅で下車したのは私だけ。ちと心細い思いをしながら駅の改札へ。

美術館の場所はおおよそわかっていたものの、確認のため駅員さんに行き方を尋ねたところ、わかりやすく説明していただき、
しかも美術館の割引券(200円引き)も頂戴しました。美術館の公式サイト内に、「そのページをプリントアウトすると100円引き」というページがあり、事前にプリントアウトしてあったのですが、こちらの方が倍もお得。企画展の入場料1000円がこの割引券で800円になるのですから嬉しい割引です。帰りに気がつきましたが、切符売り場の近くに缶が置いてあり、その中にオレンジ色の割引券が入っていました。行き方を尋ねなければ、恐らく気づかずにいたでしょうね。

駅前の大通りを右に直進すると信号があり、道が二手に。右側をどんどん行くとやがて信号があり、道路の反対側に渡って「浅間縄文ミュージアム」前を過ぎると、メルシャン軽井沢美術館に到着。
電車の中で、「帰りは荷物が増えそうだから、美術館から駅までタクシーに乗ろうかな」なんてことも考えていましたが、歩いてみて、その必要はなさそうです。ショップでワインを何本も買わなければ。

メルシャン軽井沢美術館は、メルシャン軽井沢ウイスキー蒸留所内のウイスキー樽貯蔵庫群の一角を、ルーヴル美術館リシュリュー翼やパリの大統領府エリゼ宮のリニューアルなどを手がけたフランスの建築家ジャン=ミシェル・ヴィルモットのデザインにより、「ひとつの村」をコンセプトに再編成され1995年に誕生したそうです。敷地内には、美術館、ミュージアムショップの他、300種のワインやお酒のつまみ、地元のお土産品などを販売しているショップ、そしてレストラン(軽井沢の人気レストランの2号店だとか)などがあり、それらの建物間をつなぐ短い遊歩道から見える白樺やカラマツに癒され、しばし高原リゾート地に来たような錯覚に陥りました。

さて、本題に。展覧会では、近代デザインの父と呼ばれたウィリアム・モリス(1834~1896)が、仲間と立ち上げたモリス・マーシャル・フォークナー商会(後にモリス商会)で制作されたオリジナルの壁紙、テキスタイル、家具、ステンドグラスの他、こんなものもデザインしていたのかと私が初めて知ったタイルやランプ、書籍なども展示されていました。展示品の保存を考えてのことでしょう。館内は照明が落とされ、欲を言えば、もっと明るい照明の下で、作品をしっかり観たいという気持ちを抑えながら、一つずつ、丁寧に観て行きました。

いちご泥棒2何と言っても、お目当てのオリジナルの壁紙やテキスタイル。紙にプリントされたものや、日本で売られている寝具でしか見たことがなかったデザイン、そのオリジナル。100数十年も前に作られたものを直接観ることができるこの喜び!
中でも、私が最も好きなデザイン「いちご泥棒」のテキスタイルは、一度じっくり観て、また戻ってきて観て、入口と出口が同じなので、帰り際にも再び観て~と何度も観てしまいました。

柘榴壁紙また、壁紙の展示物の中で、「自分の家の壁に使うとしたら、どれが一番いいかな?」と考えた時に「コレだ!」と思った「柘榴あるいは果実」。こちらも何度も観ましたが、紙にプリントしたものと、壁紙の生地にプリントされたものとでは印象がかなり異なり、その後行ったミュージアムショップにあったポストカードは気に入らずに買わなかったほどですから、やはり実物を観るって大切なことだと実感しました。(ちなみにこの画像は、母親へのお土産に買った一筆箋をスキャンした一部です)

また、2階に展示されていた暖炉の装飾に使われていたヒナギクのタイルは出色でしたし、書籍の表紙絵や挿絵も素晴らしかったです。

ただ、全てを観終わって、ウィリアム・モリス好きで、しかも欲張りな私にとっては、展示品90点ではまだ見足りない気がしました。恐らく、私を満足させるためには、ロンドンのV&A美術館まで足を伸ばさないとダメなんでしょうね。

次に向かったのがミュージアムショップ。
ここで、思わぬ発見が!

    つづく

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コメント

う~ん、なんとも知的な休日の過ごし方ですね♪♪オルサさんの日記を読んで、すっかり軽井沢美術館に行きたくなってしまいました。
ミュージアムショップ編も、いろいろ収穫ありそうですね。魅惑的なものが多くてついつい買い過ぎてしまうんですよね~。楽しみです。

うわさん

行きたいと思ったときに行かずにいると、結局行かずじまいになりそうだったので、思い切って遠出しました。
電車の駅に降り立った時一人だったので、他にお客がいないんじゃないかと心配でしたが、駐車場に車がかなり止まっていましたし、人もそこそこいましたよ。

早速行かれたのですね♪

予告通り、GW前に早くも行かれたんですね。

以前のブログの記事の細密画とも色のトーンが似てて、オルサさんのお好きな感じだなぁと思いました。

素材による発色の仕方の違いってありますよね。一筆箋、使いやすそうですね。

創さん

言われてみれば「いちご泥棒」は、細密画と似ているようで、色彩だけではなく、東洋の香りをも感じますね。展覧会のカタログによると、ウィリアム・モリスは相当ペルシャ絨毯の研究をしていたようですよ。植物を図案化する際のお手本にしていたのでしょうね。

私がウィリアム・モリスが好きなのも、もしかすると無意識にデザインの中の東洋を感じ取ってのことなのかもしれません。

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