捨てられない時計たち~その3 

初めて買ってもらった腕時計(おもちゃ)、そのほろ苦い思い出 
捨てられない時計たち~その1

そして、柱時計の懐かしい思い出 
捨てられない時計たち~その2
と話を進めてきましたが、中学の入学祝いに親に買ってもらったシチズンの腕時計、この時計が、私にとっては初めての本物の時計ですので、やっと腕時計をはめることができた喜び、ちょっぴり大人になった気分、そして自分で選んだお気に入りを身に付ける幸福感などをいっぺんに味わうことができました。

当時、中学生がはめる時計は、セイコーもしくはシチズンのメタリックバンドのものがはやっていて、文字盤が白、緑や紺、水色、ピンク(もあったかな?)など色とりどりで、とてもおしゃれな雰囲気でした。私は文字盤が青系の中でも、紺色のものがかっこよく思えて、その色があったシチズンの時計を選びました。
そして、学校の友達らが腕にはめている時計の文字盤の色をチェックしては、「私の色が一番いいわ!」なんて一人悦に入っていました。

文字盤の上のガラスがフラットではなく、五面にカットされているという点も気に入っていました。真ん中の長方形にカットされている部分が一番高くなっていて、長方形の辺に沿って傾斜した半円状のカットが四面に施されています。この宝石チックなカットによって、時計がさらにかっこよく見えたのです。

この時計、いつ頃まで使っていたっけ?留め金の部分がバカになってきて、指で調節しているうちに取れてしまって使用不可能に。仕方なくお払い箱に。
それでも、捨ててしまうことができません。何しろ、やっと買ってもらった腕時計で、しかも大のお気に入りだったのですから。

その後、時計を頂いたり、自分でも買ったりと、いつの間にか腕時計が増え始め、飽きて付けなくなった時計や、バンドが壊れて使えなくなったもの、果ては妹が結婚して置いていった時計までいくつもいくつも貯まっていくようになりました。使わないのなら、捨ててしまえばいいのですが、捨ててしまうと、時計を付けていた頃の過去の時間、思い出を消し去ってしまうような気がして、ゴミ箱にポイってことができないのです

  つづく
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コメント

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このストーリーがどのような結末になるのかもちろんわかりませんが、ひとつ小話として。腕時計診断、占いッテご存知ですか?その類はまったく信じないのですが、これは数年前に友人に聞かされちょっと感心したので。

最近ではケータイCMの「彼氏選ぶ基準てどの辺?」の様に、質問「時計選ぶ基準は?」で、こたえは……見た目重視、それより中身。控えめで小ぶり、存在感あり。こだわりがある、時間さえわかりゃ何だっていい。シンプル、多機能。新しいの欲しくなる、ひとつを大事にする。アクセサリー感覚、欠かせないもの。忘れたら落ち着かない、そう言えばしてないな程度……などなど。

好きな「腕時計」の部分を「人」に置き換えると結局、理想の異性像にあたるというもの。初めてでしたらお酒の席にでも(有名な話でしたらすみません)。男子の方が一致する確立が高いらしいです。もちろん熱心なコレクターの方も居ますし、100%の訳はないことは言うまでもないですね。

デンドンさん

へぇ~!腕時計診断、初めて知りました。私の記事内の「腕時計」の部分を「男性、男の子」に置き換えると…
妙に納得してしまいます。そして、こっぱずかしくなってきますね。自分の男性の好みを大っぴらにしているようで。
Q「彼氏選ぶ基準てどの辺?」
A「デザイン」

もちろん、それだけではありませんよ!

中学生から大人っぽい時計をされてたんですね。文字盤もカッコイイですね。

私はミッキーマウスのデジタル時計でした。ストップウォッチの機能がついてて、FM放送から録音した音楽を、カセットテープのギリギリまで収めるためにストップウォッチで計ってました。

私も腕時計は捨てにくいタイプですが、キャラクター時計は捨ててしまいました^^;

あつこさん

ミッキーマウスの、しかもデジタル時計ですか。デザインも機能もいいですね。ストップウォッチをカセットテープの録音の際に利用していたというのは、グッドアイデア!
そういえば、私はPCを買って暫くは、長時間使用してしまうのを防止しようと思って、タイマーで1時間セットして、タイマーが鳴るとおしまいって決めていたのですが、それだと短かすぎるので1時間半にして、遂には止めてしまいました。

時計の話

ご無沙汰しておりました!
「捨てられない時計たち」全話読みました。その3の最後の太字の部分、なんとなく分かります。
私の場合、失ってしまった腕時計の思い出、10年も前の話なのに未だに拘っている話があります。この腕時計から早く卒業したいと思っているのに、なかなか難しいものです^^;
時計って、何かこう、ありますよね、シンクロするような思い出が。

ケトル さん

お元気でしたか?後でそちらにも伺わせていただきますね。

心に残る思い出は、何年たっても色褪せないものですよね。いい意味でも、悪い意味でも。
時計以外のもの、例えば洋服やバッグなどは、それを見ることで当時を思い出しますが、時計は、もちろんそういうこともありますが、時計自体が当時の時を記憶しているような気がします。

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