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アカデミー賞に感涙! 

昨日行われた第79回アカデミー賞。前評判の高かった「バベル」が苦戦を強いられたり、作品賞の受賞作が意外なものだったりする一方、予想通りの受賞も多々あり、見ごたえのある内容でした。

受賞者のスピーチに、度々もらい泣きをしながら観たのですが、私がもらい泣きではなく、感涙にむせいだのは、この人の永年の功績をたたえて贈られた、アカデミー名誉賞の受賞。

この人とは、私が最も敬愛する映画音楽の作曲家 
エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)
20070227221002.jpgイタリアを代表する大作曲家です。1928年、ローマ生まれの現在78歳。1987年には『アンタッチャブル』でグラミー賞を受賞し、世界中を虜にした映画『ニュー・シネマ・パラダイス』では、多くの人々を魅了し、『天国の日々』(1978年)、『ミッション』(1986年)、『アンタッチャブル』(1987年) 、『バグジー』(1991年) 、『マレーナ』(2000年)と過去5回もアカデミー作曲賞にノミネートされるも、受賞はたったの一度もありません

アカデミー協会がその彼に名誉賞を授けることにより、オスカー像の価値を世界に認めさせようとでもいうのでしょうか?高齢の彼には、もはやアカデミー作曲賞を獲る可能性がないと、引導を渡したのでしょうか?ちょっとひねくれた考え方かもしれませんが、正直、彼の受賞を知り、素直に喜べないもう一人の自分がいました。

客席に居るモリコーネの表情は、まるで、私のその猜疑心がそのまま顔に現れているような、受賞を喜んでいるようにはとても思えないものでした。最前列に座っていて、式を通して度々そのお茶目な表情が映されていたジャック・ニコルソンとは対極にある、疑い深く、深刻でかたくなな表情。

しかし、過去の作品を紹介する映像とセリーヌ・ディオンの歌が終わり壇上に登った彼は、胸(心)に一物あるその人の表情ではなく、笑顔こそ見られなかったけれど、真摯にその受賞を受け止め、感謝している様子で、オスカーを妻マリアに捧げると言いました。

その姿を、私は、涙なくして観ることはできませんでした。そして、何賞であれ、アカデミー賞を受賞したエンニオ・モリコーネに、素直に「おめでとう」と言いたい気持ちで一杯になりました。

今日になり、こんな記事を見つけました。去る2月9日、ローマで外国人記者協会のリポーターに対しモリコーネは、

「5回ノミネートされた後には、もう期待しなくなった。実際、オスカーなんて受けないままでいたほうがいいくらいだ」とコメント。やはりオスカーを受賞しなかったスタンリー・キューブリック監督らを挙げ、「無冠の仲間たちの中に残っていられたのに」と語った。また、モリコーネは「オスカーの受賞は、たとえ受賞者が本当にそれを受ける価値がある場合でも、どこかまぐれ当たり的なところがある。もちろん、(今回の)受賞がうれしくないわけじゃないがね」と語った。(シネマトゥデイより)
 ・参照シネマトゥデイ

やはり、受賞の事を聞いた後、素直に喜べなかったんだ。

それでも、モリコーネの公式サイトを観てみると、ちゃんとオスカーの画像が載ってました。さらに、2月20日にトリビュートアルバム
「We All Love Ennio Morricone」
がすでに発売されていたことがわかりました。
20070227232050.jpgリストを見なくても参加していることを想像できたアーティスト達:セリーヌ・ディオン(Celine Dion)、アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)、ヨーヨーマ(Yo-Yo Ma)に加え、驚いたことに葉加瀬太郎クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)、さらにブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の名前が!
これは何としても欲しいと思い、さっそくamazonで探してみると、CD、あったにはあったのですが、予約はできるものの、3月21日発売となっています。そんなに待つのか?と意気消沈していたところ、
Una vita Cinematicaという全く違うタイトルのCDもあることが発覚。内容をよく観てみると、モリコーネの公式サイトに載っていたものと全く同じ写真と参加アーチスト。つまり、登録タイトルこそ違えど、中身は同じ。こちらは米国から輸入した英語版もしくはオリジナル版なのですね。(追記:その後確認したところ、「Una vita Cinematica」は「We All Love Ennio Morricone」というタイトルにきちんと変更してありました。)

ということは、さっき見た3月21日発売のWe All Love Ennio Morriconeは、日本版で、今製作中ということなのでしょうか?。
追記:その後確認したところ、「We All Love Ennio Morricone」は、日本語明記「ウィ・オール・ラヴ・エンニオ・モリコーネ 」に変更してありました。日本版です。)

いずれにせよ、3月21日まで待つなんて到底出来ない私は、輸入版を即購入しました。
 ・参照モリコーネの作品(amazon)
    エンニオ・モリコーネ(Wikipediaより)
    エンニオ・モリコーネ公式サイト
    トリビュートアルバム公式サイト
    過去の記事「エンニオ・モリコーネ」関連
    過去の記事「アカデミー賞情報」

[追記]2008年年末に、BSで「ニュー・シネマ・パラダイス」が放送されます。
BS朝日(151ch)
12月29日(月) 午後4:30~午後7:00


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第79回アカデミー賞映画

コメント

はじめまして。
アカデミー賞のジャンルから訪問いたしました。ケトルと申します。

モリコーネ氏の表情について。私も全く同感です。そのことについて、今日は友人と長話をしてしまいました。
結局「アカデミーらしい」と言うことで話は落ち着きましたが、たとえ「無冠の仲間たち」と別れてしまっても、彼の素晴らしい楽曲は色褪せることなく、いつもそこにあるでしょう。
スコセッシ氏の(初期の)名作も然り、と思いたいです。

ケトルさん

私が感じたと同じ感想を、ケトルさんも持たれたのですね。
>「アカデミーらしい」
そうですね。最後はそう言うしかないですね。そして、モリコーネ氏以上に奥様が受賞を素直に喜んでいらっしゃるご様子でしたし、着飾った女優達や関係者の肌を大胆に露出した晴れやかな衣装とは違う慎ましい奥様の正装姿に、ふと、モリコーネは今まで受賞できなかったからこそ、感覚がぶれずに、人々の心を打つ作品を量産できたのかな?という気もしました。

私も見たことのある映画がいっぱい・・・。そうか、これみんなモリコーネ氏の音楽だったんですねー。

NHKの「オルセー美術館」だったかなぁ、あれの音楽が確かこの人だったような。重厚で格調高い旋律で、美術館にマッチしていた記憶が。
ん?ルーブルの方だったかな?

lazyMikiさん

残念ながら私はそのNHKの番組を観ていないのでオルセーなのかルーブルなのかわかりませんが、よくBGMに使われていますよね。
ただ、一つ個人的に失敗だったのではと思うのは、NHK大河ドラマ「武蔵」です。どうもフィットしていない感じがしました。

度々失礼します。
TBさせて頂きました。よろしくお願いいたします!

ケトル さん

TBありがとうございます。ケトルさんの記事は、まだアカデミー賞関連のものしか読んでおりませんが、他の記事も追々読ませていただこうと思っています。

この頃映画はまったく観ていない。だから話題にもさっぱりv-16

モリコーネの曲だと「The Ecstasy of Gold」のMetallicaヴァージョンにはシビレました。
「The Ecstasy of Gold」はオペラでも素晴らしい。シャンソン歌手だけど日本だと美輪明宏さんに歌ってもらいたいね。どんな風になるか興味がある。

アガホアさん

実は私も、映画、劇場では最近全然観てません。アガホアさんがシビレたという「The Ecstasy of Gold」、タイトルだけではピンとこなくて、視聴できるサイトを探して、やっとわかりました。これですね。Metallicaヴァージョンが聞けました。1番です。
http://www.amazon.co.jp/S-M-Metallica/dp/B00002Z88D

映画「続・夕陽のガンマン」に使われた曲ですね。モリコーネのマカロニウェスタン用の曲の中でも好きな曲です。あと、これも好きです。「夕陽のギャングたち(Giu La Testa)」の「I Figli Morti」下のサイトで聞けます。一番最後の22番。
http://listen.jp/store/album_rbcs1044.htm

そうだ!モリコーネ!

先日あんまりビックリしたので、敬愛なるモリコーネ氏の名誉賞をすっ飛ばしてしまいました・・・っ汗
さすがオルサさん、わたしを含めて受賞結果の記事が多い中、今年の意義深いワンシーンをよくぞ切り取って下さいました!
彼の音楽無くしては、きっと色あせただろう作品はどれほどあったことでしょう。
トリビュートの面子、すごいですね~!
クインシー・ジョーンズが選んだ楽曲が気になります。今度CD聞いてみますねっ。T/Bヨロシクお願いいたします。

Carolita さん

モリコーネの受賞は、授賞式前にすでに公表されていたようですが、全く知りませんでした。ですから授賞式を見て驚きました。また、外国映画賞の授与の前、映像で綴る過去の外国映画賞のコーナーで、BGMにモリコーネの音楽が使われていて、実はその時にも涙が出てました。

TBありがとうございます。Carolitaさんのブログでの結果発表、すごく見やすかったです。

>オルサ姉さん
YouTubeにも結構あるよ。

アガホアさん

そうだYouTubeのこと忘れてました。
学習したばかりなのに。

私も早速買いに。。。

作曲家エンニオ・モリコーネ,彼を知らないイタリア人はいないでしょうね。
アカデミー名誉賞。
やはり何が名誉なのか?と思わせるところもありますが受賞は、喜ばしいことですね。
私も「Una vita Cinematica」聴いてみたくなりました。
ギリシャだと「We All Love Ennio Morricone」で売られるかな?両方で探してみます。
個人的には、イタリア語タイトルの方が彼の人生を題したタイトルで気に入りましたが。。。


harula さん

追記で書いたのですが、「We All Love Ennio Morricone」が正式タイトルです、日本のamazonのみ、なぜか当初違うタイトルになっていたのです。今は、「We All Love Ennio Morricone」になってます。
今日注文していたものが到着し、今、聞きまくっています。

知りませんでした・・

いつもながら、オルサさんの取材力には脱帽です。
個人的には、同年代のヘンリー・マンシーニ(故人)に思い入れがあるのですが、こうしてみるとモリコーネも数々の名曲を残しているのですね。

ドリアンさん

いえいえ。
ヘンリー・マンシーニ、私も好きですよ。「ひまわり」とか「ムーン・リヴァー」など。
モリコーネのCDは何枚か持っているのですが、今回のトリビュートアルバム、すごくいいです。ヴァラエティーに富んだアーティストの声や演奏によって、モリコーネの曲に新たな息吹を吹き込んだ感じがします。

はじめまして

はじめまして。TBありがとうございました。
モリコーネ氏、まだアカデミー賞もらったことがなかったんだなあとびっくりしました。
最近のもいいですけど、マカロニウェスタンの曲なんかも好きです。

nocci さん

はじめまして、コメントありがとうございます。そうなんですよ。モリコーネもらってなかったんです。
nocciさんはマカロニウェスタンお好きですか。耳に残るメロディー、いくつもありますよね。

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