ヴェネチア映画祭 

6830.jpg今日のテーマはカンヌ、ベルリンとともに世界3大映画祭のひとつ「ヴェネチア映画祭」。1932年にヴェネチア・ビエンナーレの映画部門としてスタートし、最も歴史ある国際映画祭といわれています。1950年代には、黒澤明監督の『羅生門』が最優秀作品賞にあたる金獅子賞(1951年)、『七人の侍』が銀獅子賞(1954年)、溝口健二監督の『雨月物語』(1953年)が銀獅子賞、『山椒大夫』(1954年)が銀獅子賞を受賞し、最近では1997年に北野武監督が『HANA-BI』で金獅子賞を、2003年には『座頭市』で監督賞を受賞しています。昨年はスタジオジブリが『ハウルの動く城』で技術貢献賞を受賞。

さて、62回めにあたる今年のヴェネチア映画祭は8月31日に開幕し、9月10日までの11日間、ヴェネチアのリド島で開催されます。ちなみにリド島は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の有名な映画『ベニスに死す』の舞台です。仮にリド島に出かけていったとしても、あの妖艶な魅力の美少年タジオには遭えませんが。

金獅子賞を目指すコンペティション部門には、19作品がノミネートされています。リストをざっと見て気になる作品は、ジョージ・クルーニーが自ら監督し、出演もした『Goodnight and Good Luck』と、イ・ビョンホン主演の『JSA』や昨年カンヌでグランプリを獲得した『オールド・ボーイ』で注目度韓国No.1監督になったパク・チャヌクの新作『親切なクムジャさん』。この映画は、「チャングムの誓い」で日本でも人気が浸透しつつある女優イ・ヨンエが主演を務めています。日本公開は11月だそうですが、ストーリーが面白そうです。
 ・ご参考に『親切なクムジャさん』オフィシャルサイト
ほかにも、注目の作品がいろいろあるのでしょうが、予備知識が無くて…

気になる審査員ですが、今年の審査委員長はダンテ・フェレッティ氏。
マーティン・スコセッシの『アビエイター』でアカデミー賞美術賞受賞し、また、ミラノスカラ座やパリのバスチーユ・オペラなどの劇場デザインも手がけている方だとか。こういう人を審査委員長に持ってくるところを見ると、いまだにビエンナーレの映画部門という色彩が強いのでしょうか?

残念ながら、コンペティション部門には日本人監督の作品がノミネートされていないようですが、オリゾンティ部門(ニュートレンドの作品輩出を目指す部門)審査員団の一人として、日本から塚本晋也監督が参加。さらに、昨年『ハウルの動く城』で高く評価された宮崎駿監督に今年、栄誉金獅子賞が授与されます。9月9日(金)は“ 宮崎DAY ”となり、『風の谷のナウシカ』『紅の豚』『On Your Mark』が上映されるとか。

さらに、今年の映画祭の注目の1つが、「アジア映画秘史」。中国映画と並んで1926年~1978年の日本映画が37作品上映されるそうです。

授賞式の模様は、スカパーのムービープラス(Movie Plus)で放送予定。楽しみですね!

 ・ご参考にムービープラス「ヴェネチア映画祭特集」サイト
      ヴェネチア映画祭オフィシャルサイト


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