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鮮烈な赤と、ビロードのような黒~その2 

鮮烈な赤と、ビロードのような黒~その1の続きです。

横浜美術館の企画展「ポンペイ展」を見終わり、出口を進み、同じチケットでそのまま見られる
「横浜美術館コレクション展」へ。

この美術館が収蔵する作品を、今年度3期に分けて展示するというもので、ポンペイ展の会期に併せて、コレクション展第一期の展示作品を見ることができるのです。

ペリーの横浜上陸の絵をはじめ、幕末から明治に来日した外国人が描いた作品がいくつも並び、横浜の美術館ならではのコレクション。もちろんそのほかにも、ダリやミロの作品、日本絵画など、有名画家の作品が数多く展示されていたのですが、
私にとって何よりも嬉しかったのは、

横浜が生んだ稀代の銅版画家 長谷川潔(はせがわきよし)のコレクションが多数展示されていたことです。
私は、長谷川潔の作品を愛していながら、ただの一度も実物を見たことがなかったのです。
長谷川潔 作品集
長谷川潔作品集」や、
ポストカードブック
PRINTART COLLECTION 長谷川潔」で、長谷川作品を観てはいたものの、それらは所詮 印刷物。実物を観て、この銅版画家の手で生み出された独特な世界にひき込まれ、
ビロード、つまりベルベットのような質感を持つ黒色と、白色と、その中間の重層的な色によって作り出された美に痺れました。

そこに他の色、例えば赤とか黄色とか、緑などは必要ないのです。

作品の一部には、色が付けられたものもありましたが、逆にしっくりこないように感じました。

フランスに渡り、古い版画技法:メゾチント(マニエール・ノワール)を復活させ、独自の様式を確立したと言います。
有名な、レースを用いた「二つのアネモネ」や、可愛らしい「狐と葡萄」などは秀逸の極みです。


ポンペイ展、単独でも確かに良かったけれど、長谷川潔の作品も同時に観ることができたこの満足感といったら

どちらも6月13日(日)まで。是非とも。いや絶対に、このチャンスを逃さないでくださいね。
 ・参照横浜美術館 公式サイト
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art・芸術・美術学問・文化・芸術

鮮烈な赤と、ビロードのような黒~その1 

何年も前に、横浜美術館の「ポンペイ展」に出かけたことがありました。
初めこそ、壁画の色彩の想像以上の美しさに驚き、描かれた人物達の様々なポーズを興味深く見ていたのですが、見ていくうちに、次第に違和感を覚えるようになってきたのです。

壁から無理やり剥ぎ取られた壁画の一部分が、
いくつもいくつも何の脈絡もなく横に並べられていて、
臨場感がないというか、不自然な感じがしたのです。
その時思いました。こういう平面、2次元ではなく、3次元でポンペイを体感できたら…。

しばらくして、実際にポンペイに行く機会を得ました。ところが、夢に描いたポンペイの実像は、ただひたすら広い、どこをどうやって見ていけばよいのかわからなくなるような巨大な廃墟。そのオープンスペースの建物跡にわずかに残る壁画や遺留品を捜し求めて歩き、どうということもない表札や、台所跡のようなところを、やっといくつか見つけては小躍りし(多くの物が、博物館に移されているのです)、あとはひたすら歩き続け、真夏だったこともあり、とにかく疲れた、というのが実感でした。私をポンペイまで連れてきてくれたナポリの友人が熱中症のような症状に陥るというおまけまでついて、ポンペイ旅行は、期待はずれに終わりました。もし、あの旅行中に、ポンペイ遺跡の出土品を多く展示しているというナポリ国立考古学博物館に立ち寄ることが出来ていたら、もう少し収穫のある旅になっていたのではないかと、後になってそのことが悔やまれました。

そういう過去の経験から、「ポンペイ展」がどこかで開催されると聞くと、興味を持ちつつも、また期待ハズレになるのでは?という悲観的な考えが頭を占め、今まで行けずにいたのです。

そんな私が、あのポンペイ展以後初めて、しかも同じ横浜美術館で開かれているポンペイ展(~6月13日)に行ってみようと思い立ったのは、
壁画以外にも、国外初出展の銀食器や装身具などが展示されていると知ったからです
ポンペイ パンフ表 ポンペイ パンフ裏
<クリックで画像拡大>
結論から言いますと、今回のポンペイ展は、行って本当に良かった。見ごたえがあり、大変面白かったです。展示されているナポリ国立考古学博物館所蔵の約250点のセレクトがいい!
前述の銀食器や指輪、腕輪、耳飾などの装身具、化粧道具もさることながら、初めて実物を見た噴火犠牲者の型取り(火山噴出物中の、遺体があった部分だけが腐ってなくなり空洞ができ、後年その部分に石膏を流して型を取ったもの)や、個人住宅の浴室に残されていた大理石の浴槽とそこにお湯を供給する給湯システム(鉛製の水槽や給湯槽、パイプなど)という珍しい展示品、さらにガルムという魚醤(魚を発酵させて作る調味料)を入れていた壷、その壷を描いたモザイク、宴会の時に用いた食事用臥台、庭園に置かれていた美しい水盤、そして楽器まで。今まで見たことの無い展示物のオンパレード。

以前の展覧会やポンペイ遺跡ではよくわからなかった当時の人々の暮らしぶりや、そこに根付いていた文化を、充分に感じ取ることができました。そうなのです。展示されているものが2次元か、3次元かという問題ではなく、ヴェスヴィオ火山が噴火するまで、人々が確かにポンペイというその地で日々の生活を営んでいた、ということを実感できる展覧会であったということが、私に「今回のポンペイ展は行って良かった」と思わせた所以です。

壁画も、多様なものが描かれていて、以前の違和感を感じることなく、楽しく鑑賞できました。ポンペイの壁画というと、人物が描かれたものを想像しがちですが、風景画や静物画もあり、鳥や植物、面白いところでは、パンが描かれたものもありました。

壁画に使われている色の中では、やはりポンペイ・レッドと呼ばれる鮮烈な赤色が印象的でした。
 ・参照横浜美術館 公式サイト
 
 ・関連記事歴史にちょっぴり浸かる
       展覧会記事

    つづく
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art・芸術・美術学問・文化・芸術

文は人なり、文は演技なり 

  • [2010/04/13 01:20]
私はかねてより、著名な人物について、その来歴や人となり、とりわけ人を惹き付ける彼らの表現作品や功績の裏に隠された真実、そして表層には現れてこない人物の核となる部分を探り出したいがために、
自伝、伝記、評伝、聞書きなどを多く読んできました。そのうちの何冊かは、ブログでも紹介してきました。

今、私が大変興味を抱いている俳優が数年前に書いた本を読み進めています。

厳密に言うと、雑誌に連載された記事が単行本化されたものです。自伝ではありません。しかし、著者の内面を知る大きな手がかりとなりそうです。

この本の発掘(その存在を知らないまま探してみたら運よく発見)は、ちょっとした思い付きがきっかけでした。
読売新聞に「時代の証言者」という連載があって、ちょうど今、その俳優の父親が登場しており、波乱万丈の人生の中での数々の思い出や人々との出会いについて語っているところです。
そのことが頭にあったからか、amazonで何か良い本はないかと物色中、急に思いついたんです。この俳優(息子の方)の名前で検索してみよう!と。

すると、出てきました。
日本魅録香川照之 著、「日本魅録」。
旬な俳優ですよね。今年3月には、映画『劒岳 点の記』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞しています。

もちろん、この人の父親はご存知 
市川猿之助さん。ス-パー歌舞伎と言う新たなジャンルを生み出した歌舞伎界の異端児。
オペラの演出を手がけた経験もあり、そのことについては、以前、記事にしました。
 ・こちら2009年のお正月~その1

その香川照之という俳優を、実はかなり前から注目していました。でも当時は、その演技力からではなく、皆さんもそうでしょうが、父親が市川猿之助さん、母親が宝塚出身の有名女優 浜木綿子さんだということに加え、高校までが、あのお坊ちゃん学校 暁星、そして東大卒という金ぴかの経歴ゆえでありました。
いったい、どんな演技を見せてくれるのだろう?かなりの期待を持って出演ドラマを見たのですが…、当然の事ながら、俳優としての経験の足りないその青年は、とりたててどうこう言うほどでない、駆け出しの一介の俳優にすぎませんでした。

いつのまにか、覚えづらいその名前を忘れてしまいました。でも、顔だけは忘れずにいたのです。
その顔を2002年放送のNHKの大河ドラマ「利家とまつ」で見つけたとき、「出世したじゃない。」と、予想外の出演にちょっと嬉しくなりました。

同じ織田信長の家臣として、前田利家と家族ぐるみで親しくしている木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の役でした。なかなかの適役。
後半、「適役」という言葉では、彼の演技を表現できなくなってきます。人間の暗部をさらけ出した、鬼気迫る演技、それはまさに怪演。圧倒されました。
そして、香川照之という名前を、しっかりと脳に刻み込みました。

さて、話を戻して件の「日本魅録」。これは、キネマ旬報誌上に2003年1月~2005年3月の期間 連載されていた香川照之著、撮影現場の裏話的エッセイを、2006年に文庫化したものです。amazonの商品詳細には、「映画撮影の現場を連続的に撮影したフィルモグラフィ」と紹介されていて、共演者やスタッフらと記念撮影した写真(白黒)も数多く掲載されています。
フィルモグラフィというと、履歴、記録というニュアンスが強いかと思いますが、
著者のスタンスは、愛すべき才能豊かな共演者や監督、カメラマンらの現場での姿を、尊敬の念を抱きながら暴露する。そして、過去の自分のベールを剥がし、白日の下にさらし、現在の自分の心の中に去来するものを吐露する。

紙面の多くは、撮影現場などでの出来事や人々の言動を描写することにさかれていますが、同時に、己:香川照之がそれをどのように感じ、どうとらえたかを詳細に報告し、さらに自分の生い立ちや過去の記憶の断片も挿入しているので、エッセイとは、まあそういうものなのでしょうが、形を変えた自伝を読んでいるように思えてくるのです。

そして、この俳優の文章には、小気味良いリズムがあり、

読んでいて、とても楽しいのです。

恐らく彼は、演じる時にもこのようにしているのです。
このようにとは、決して独りよがりにならず、自己満足することなく、見る人を楽しませたり、感動させるために己の姿をさらけ出し、一方で自分を客観的に見つめながら、絶妙な間をはかり、共演者と呼吸を合わせて表現しているのです。

登場する面々を少し紹介すると、「利家とまつ」で主人公 前田利家を演じた唐沢寿明を筆頭に、今をときめく個性派俳優たちに、吉永小百合などマドンナ的存在の女優達。
後年『劒岳 点の記』でメガホンを取ることになる木村大作監督のカメラマン時代の逸話をはじめ、くせのある監督達が度々登場します。
前著「中国魅録」で紹介した中国映画の監督らに関する話も所々に。

文章は2005年3月で終わっていますが、2010年に「龍馬伝」で岩崎弥太郎として登場するまでの約5年間、彼はどんな俳優や監督達と出会い、何を感じ、何を思い、俳優道を進んできたのか?もしかすると、役者たることに別の意義を見出しているのではなかろうか?続けて彼の文章を読んでみたくなりました。
あとがきを読んでみると2006年当時、まだ「キネマ旬報」の連載が続いていたようですよ。今も続いているのでしょうか?ご存知の方、教えてくださ~い!

[追記]前述の「日本魅録」の続きをまとめた新刊
日本魅録2」、発売日が決まりました。6月25日(金)です。
amazonで予約ができるようですよ。
 ・関連記事映像を本で読み、本を映像で観る

 ・おまけおすすめの自伝、伝記、聞書き
 
 ・関連記事コレットの伝記
      「本」という名の船に乗って~その1(藤間正子さん)
      モディリアーニ
      ルネサンスの金細工~その2
      タマラ・ド・レンピッカ展
      地図に魅せられて~その3(レディー・へスター・スタナップ)
      輝きを放つ脇役(ミシア・セール)
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オススメの本の紹介本・雑誌

春風が運んできた音楽~その2 

春風が運んできた音楽~その1の続きです。

バロック音楽のすばらしい演奏で高い評価を得ている、知る人ぞ知る古楽器アンサンブル
L'Arpeggiata。フランスのパリを拠点に世界中で活躍中ですが、なぜ、彼らの公式サイト制作を、
ベルリンに住む私の友人Ludagとその友達が始めたデザイナーグループ(デザイングループ)
Furoshiki Design(フロシキ・デザイン)で受注できたのか?不思議に思い、尋ねてみました。

Q: L'Arpeggiataの公式サイト制作は、どういう経緯で実現したの?誰かの紹介?それとも、コンペに参加し、実力で勝ち取ったの?

A: どちらでもないよ。L'Arpeggiataの以前のサイト(今はもう見ることはできません)を見る機会があったんだけど、お粗末な出来で、L'Arpeggiataの主宰者クリスティナ・プルアル(クリスティーナ・プルハル)<Christina Pluhar>にメールを送り、
「もし興味がおありでしたら、新しくサイトを作ってみませんか?」と提案したんだ。
するとクリスティナ本人からすぐに返事が来て、その申し出を大変喜んでくれ、具体的にどのようなサイトを希望しているか、詳細をメールで説明してくれたんだ。そして、L'ArpeggiataのCDやDVD、広報資料などサイト制作に必要な素材や資料をパリから送ってもらい、2009年の11月にサイト制作に着手し、今年2010年の2月に出来上がったんだよ。


一通のメールがきっかけで、ウェブサイト制作の仕事を手に入れたとは!大変驚きました。飛び込みの営業で、顧客を獲得したようなものですよ。恐らく、的を射た指摘(以前のサイトのどの部分が、いかにお粗末かを指摘)を真摯に受け止めたクリスティナさんが、Furoshiki Designが今までに手がけた作品や、サイトのサンプルなどを見て、そのデザインや実用性を大いに気に入り、信頼も寄せてくれて、公式サイト制作の発注に至ったのでしょう。そもそも、L'Arpeggiataの広報担当者やマネージメント関連の担当者ではなく(そういう担当者がいるのかどうかは不明ですが)、L'Arpeggiataの主宰者、つまり演奏家本人:クリスティナさんとの直接交渉で、この仕事が決まり、制作中のやりとりも彼女と直に行っていたという点にも驚きます。彼女は演奏旅行で様々なところを飛び回り、多忙を極めていただろうに。そして日本の音楽グループならば、サイト制作は、しかるべき担当者が取り仕切っていて、こまごまとしたことは窓口となるその担当者が伝えてくると思うのですが、クリスティナさんの場合は(彼女の名が、フランス版ウィキペディアにも載る程著名な方ですがChristina Pluhar)、ご自分でなさるのですね。L'Arpeggiataのプロデュース、諸事全般を取り仕切っているのでしょうね。
それにしても、フリーランスで活動しているまだ無名のデザイナー達に公式サイトの制作を発注するとは、何とも大胆な。
しかし、その大胆さが今回 吉と出たようです

新しい公式サイトは、シンプルなデザインながら、洗練されていて、わかりやすいし、動作も遅くない。写真の使い方も効果的だと思います。

私はLudagにさらなる質問をしました。

Q: もし、日本に住む日本人が、日本語のサイトを制作してくれと頼んだら、作ることができるのか?

A: 日本人向けも、日本語のサイトも作れるよ

Q: 顔を合わせての打ち合わせを全くしないで、メールのやりとりだけで、作れるの?

A: もちろんできるよ。実際、L'Arpeggiataの公式サイトは、そうやって作ったんだよ。

Q: そのメールでは、どの言語を使えるの?

A: 英語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語

Q: 支払い方法は? クレジットカードでの支払いは可能?

A: クレジットカードが使えるよ

以上、質問と、その回答です。

この記事を読んで、Furoshiki Designに興味をお持ちでしたら、質問でも注文でも、お気軽にメールを先方にお送りください。メールを出す前に、どうしてもFuroshiki Designについて日本語で質問しておきたいことがある、という場合は、この記事のコメント欄に質問事項を記入してください。わかる範囲で私がお答えしますし、わからない点は、私が翻訳してLudagに送付します。コメント記入の際には、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れ、ご自分の連絡先(メールアドレス)を忘れずに記入してください。

それから、Furoshiki Designのサイトを表示させると
[Your browser window is too small]という文字が現れますが、この状態では中身が見られません。ブラウザウィンドウ、つまりネットの画面の部分を大きくするために、
キーボードのF11を押す、もしくはWindows Internet Explorer8の場合だと、ツール(O)をクリックして、全面表示をクリックしてください。すると、過去の作品例が見られます。
中には、以前の記事 ドイツ語にチャレンジする~その1に書いた、Ludagが手がけてgoon magazineに掲載された挿絵もあります。

画面を元に戻すには、上のほうにマウスを動かし、表示される右上端の[×]の左側[□]をクリックします。

この機会に、Ludagの了解を得て、Furoshiki Designのバナーを作ってみました。私の2つのブログ
幸せをくれるテディベア 幸せテディベアのモノローグ、共に下の方に貼り付けました。チェックしてみてくださいね。
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雑記日記

春風が運んできた音楽~その1 

花と蝶春になると、俄然 音楽が聴きたくなるのです。

そして不思議なことに、春になると、音楽に関する思わぬプレゼント(幸運)を手にするのです。


2006年4月には、
以前から見たいと思っていたフランスの大ヒットミュージカル「ノートルダム・ド・パリ(Notre-Dame de Paris)」の特番が、期せずしてCSデジタルの無料チャンネルの一つ「AQステーション(現インターローカルTV)」で放送されました。
 ・参照好きな曲 好きな歌手~その2

2008年の4月には、
ソフィー・マルソー (Sophie Marceau)が出演していたソシエのCMに流れていた服部隆之さん作曲の「美しき人(La Bellefemme)」という曲をもう一度聴きたい、出来れば映像も見たいという願いが叶い、
「コマーシャル・コミュ」という名のサイト上で視聴できました。
 ・参照あのCMがやっと!

2006、2008と1年おきに幸運が訪れていますが、では今年2010年は、というと。

今までとは違う形で、予測不能な、恐ろしくなるほどの偶然がもたらした、ある出来事がありました。



何度も、このブログに登場しているベルリン在住のイタリア人の友人Ludag。
彼が、一つのCDを送ってきてくれました。

彼が友人と共に活動しているデザイングループ:Furoshiki Designが、ある音楽家たちの公式サイトのウェブデザインを手がけたそうで、記念にその音楽CDを私に贈ってくれたのです。

その音楽家たち、演奏グループとは、
L'Arpeggiata(ラルペッジャータ)。

当初、その名前を見ても、ラップのかかったCDジャケットの表側を見ても、どこの国のどんなジャンルのどんなグループなのか、てんでわかりませんでした。しかし、裏側には、ポケットに手を突っ込んで立っている女性が写っています。その顔、どこかで見たことがあるような…。見覚えがあるのです。でも、どこで見たのだろう?

ラップを取り、ブックレットを開いて、先ほどの女性が手にしている
テオルボという古楽器を見て、やっと気がつきました。

私が以前の記事 天から降りそそぐ木漏れ日のような~に書いた、温かく優しい歌声の持ち主 
カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキー(Philippe Jaroussky)のコンサートで、17世紀の音楽を演奏をしていた人だ!
 
そうなのです。L'Arpeggiataは、テオルボ演奏者 クリスティナ・プルアル(クリスティーナ・プルハル)<Christina Pluhar>率いる古楽器アンサンブルの名前でした。

ならば、このCD制作にフィリップ・ジャルスキーも参加しているのでは?

ビンゴ!

ソプラノ歌手 ヌリア・リアル(Nuria Rial)らと共に名前が載っていました。全16曲中、ジャルスキーの独唱が3曲、リアルとのディエットが2曲、3名以上の中で歌っているのが3曲。ジャルスキーのファン、しかも知識は乏しくともバロック音楽に大変興味がある私にとっては、大変魅力的なアルバムです。

で、そのCDがこちら。
Teatro dAmoreMonteverdi: Teatro d'Amore
アルバムタイトルがわかりづらいですが、冒頭のMonteverdiとは、16世紀から17世紀、イタリアで活躍した作曲家
クラウディオ・モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi)のことで、つまりモンテヴェルディの作品集で、アルバムのタイトルが「Teatro d'Amore」、つまり愛の劇場です。

YouTubeで探してみたところ、このアルバムの6曲目「Si dolce è 'l tormento」を演奏するL'Arpeggiataと独唱のジャルスキーが見られる動画を発見。しばしお楽しみください。話はまだ続きますよ。
 ・YouTubeSi dolce è 'l tormento

ジャルスキーの甘くせつないような歌声、如何でしたか?

さて、L'Arpeggiataとその公式サイトについて、話を進めます。
日本の音楽事務所サモンプロモーションのアーティスト紹介によると、L'Arpeggiataは2000年に結成され、今日を代表するヨーロッパのソリスト達で構成され、著名なバロック歌手や古典音楽とのコラボレーションも数々行っているそうです。今まで発表したCDはどれも高い評価を得、ヨーロッパ各国でディスク大賞などを獲得し、また、世界各国の音楽祭にも出演しているそうです。
ジャルスキーと共に、来日公演も行っています。

    
   つづく
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日記日記

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