天から降りそそぐ木漏れ日のような~ 

6月の初めに、4夜連続でNHKのBSで放送された「世界が注目する男性歌手特集」、録画しておいたものを、わりと最近観たのですが、
紹介された4人の内の一人が、フランスの若きカウンターテナー歌手
フィリップ・ジャルスキー(Philippe Jaroussky)でした。
Wikipediaによると、1978年生まれですから、31歳ですね。

カウンターテナーには、以前から興味があり、1995年発売のCD
カストラートの時代」を持っています。ただ、収録されている当時大人気だったヨッヘン・コワルスキー(Jochen Kowalski)といい、
最後のカストラート アレッサンドロ・モレスキ(Alessandro Moreschi)といい、声が野太くて、どうも私好みではないため、このCDはあまり聴いていません。

しかし、今回初めて聴いたフィリップ・ジャルスキーの声の、なんと美しいこと!
とても澄んだ声で、まるで天から降りそそぐ木漏れ日の様に、温かく優しい歌声。古楽器の演奏に大変マッチしていました。選曲もよかったのだろうと思います。しかも歌詞(あるいは楽譜?)の書かれた割と小さめの本を手に歌うのですが、まるで、自分の書いた散文詩か、普段身につけている聖書でも読んでいるような雰囲気に見えるんです。

そのフィリップ・ジャルスキーの歌が、日本のiTunesにも入っているんですね。

何曲かある内、「LIBERAL ARTS」という当代の人気歌手たちの歌声を集めたアルバムに入っていた一曲、
Giustino: Vedro con mio diletto (Anastasio)」を、今回ダウンロードしてみました。 
 ・こちら
(試聴可)

如何ですか?

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